モロッコ
旅行・ツアー
モロッコは、ジブラルタル海峡を隔ててスペインを望む北アフリカの国。首都はラバト、最大の都市はカサブランカ。サハラ砂漠、アトラス山脈、大西洋や地中海の海岸線など、自然のバリエーションが豊かです。マラケシュやフェズなどの旧市街(メディナ)では、色鮮やかなスーク(市場)やイスラム建築が楽しめます。アラブ、ベルベル、フランスの文化が融合した独特の雰囲気と、ミントティーやタジン料理などの伝統的な食文化も魅力です。
ツアーから探す
おすすめツアー
見どころ
マラケッシュ(Marrakech)

モロッコを代表する歴史と活気あふれる都市です。「赤い街」とも呼ばれ、伝統的な赤土の建物が特徴的。旧市街(メディナ)には、迷路のようなスーク(市場)が広がり、香辛料やランプ、革製品などが並びます。広場「ジャマ・エル・フナ広場」では、屋台やストリートパフォーマンスが賑やか。宮殿や庭園、モスクなど見どころも多く、異国情緒を感じられる街です。
フェズ(Fes)

モロッコ発のイスラム王朝の都が置かれた古都、フェズ。特に有名なのが、世界最大級の迷宮都市「フェズ旧市街(メディナ)」。細い路地が無数に広がり、職人の工房や市場が並びます。「シャウラ・タンネリ」と呼ばれる伝統的な革なめし工場も見どころ。
モロッコの歴史や伝統を深く感じられる、昔ながらの雰囲気が残る街です。
シェフシャウエン(Chefchaouen)

「青い街」として有名なモロッコの美しい山岳都市です。リフ山脈のふもとに位置し、街全体が青く塗られた幻想的な風景が特徴。
旧市街(メディナ)の迷路のような路地を歩くと、カフェや工芸品店が並び、のんびりとした雰囲気が漂います。モロッコの他の都市に比べて静かで、リラックスできるスポットとしても人気。フォトジェニックな景観と穏やかな空気が魅力の街です。
メルズーガ(Merzouga)

モロッコ東部にあるサハラ砂漠の玄関口です。広大な砂丘が広がり、黄金色の絶景を楽しむことができます。
観光のハイライトは、ラクダに乗っての砂漠ツアーや砂漠キャンプ。夜には満天の星空が広がり、神秘的な体験ができます。砂漠の静寂と壮大な景色を楽しめる、モロッコ屈指の絶景スポットです。
アイト ベン ハッドゥ(Ait Ben Haddou)

モロッコ南部にある世界遺産の要塞集落(カスバ)です。
赤土で造られた伝統的な建物が立ち並び、映画のロケ地としても有名(『グラディエーター』『ゲーム・オブ・スローンズ』など)。かつてはサハラ交易の重要な拠点であり、今も昔ながらの風景が残っています。
モロッコの歴史やベルベル文化を感じられる、美しくフォトジェニックなスポットです。
カサブランカ

空の玄関口、カサブランカ。モロッコ最大の都市で経済とビジネスの中心地です。近代的なビルが立ち並び、他のモロッコの都市とは異なる洗練された雰囲気があります。象徴的なスポットは、世界第三番目に大きい「ハッサン2世モスク」。美しいモスクで、異教徒でも見学可能です。
ヴォルビリス遺跡(Volubilis)

モロッコ北部に位置するヴォルビリスはローマ帝国時代に発展した都市で、モロッコ最大のローマ遺跡。世界遺産にも指定されています。
エッサウィラ(Essaouira)

モロッコの西部、大西洋沿いに位置し、白と青が基調のおしゃれな港町です。旧市街は、フランス人建築家により設計されておりヨーロッパのような景観が魅力のひとつです。
タンジェ(Tanger)

モロッコの北部に位置するジブラルタル海峡に面した港街です。昔からヨーロッパ諸国との貿易が盛んで、街並みも欧州の文化が融合した景観が広がっています。
ラバト

モロッコの首都。中心部は城壁に囲まれ、旧市街と新市街のいずれもが世界遺産に登録された希少な都市です。
基本情報
首都
ラバト(Rabat)
言語
公用語:アラビア語、ベルベル語
ただし、ビジネスや教育、行政でフランス語が広く使用されている。
英語の通用度: 観光地や若い世代では通じるが、一般的にはフランス語の方が有効。
便利なフレーズ:
「Salam(サラーム)」= こんにちは
「Shukran(シュクラン)」= ありがとう
「Min fadlik(ミンファドリク)」= お願いします
「Uthran(ウズラン)」= すみません
「Bikam hatha?(ビカム ハーザ?)」= いくらですか?
宗教・文化
主要宗教: イスラム教(スンニ派)が大半を占める。
文化: イスラム文化とベルベル文化が融合し、スーク(市場)や伝統音楽、モザイク建築が特徴的。
注意点:
金曜は礼拝の日: 多くの店や施設が昼頃閉まる。
食事の時間: 昼食は13:00~15:00、夕食は20:00~22:00と遅め。
ラマダン期間: 日中の飲食は禁止(観光客は強制されないが、公共の場では配慮を)。
挨拶: 握手+右手を胸に当てるのが一般的(異性間では握手しない場合も)。
気候・シーズン
モロッコは地域によって気候が異なる。
沿岸部(カサブランカ、ラバトなど): 地中海性気候で温暖。
内陸部(マラケシュ、フェズなど): 夏は非常に暑く、冬は冷え込む。
サハラ砂漠: 昼は暑く、夜は冷える。
春(3~5月): 気温15~25℃。花が咲き、観光に最適。
夏(6~8月): 気温30~45℃。特に内陸部は猛暑。
秋(9~11月): 気温15~25℃。観光に適した時期。
冬(12~2月): 気温5~15℃。高地では雪が降る。
おすすめ時期: 春と秋が過ごしやすく、観光に最適。
服装
春・秋: 軽めのジャケットやカーディガンが便利。朝晩は冷えることがある。
夏: 非常に暑くなるため、Tシャツや長袖の薄手の服、帽子、サングラスが必須。
冬: 内陸部(フェズやマラケシュ)は寒くなるので厚手のコートが必要。
時差
日本との時差は、-8時間。
(モロッコにおけるサマータイムは、モロッコ政府による標準時変更の決定(2018年10月26日)に伴い廃止された。このため、今後モロッコと日本との時差は、ラマダンに伴う一時的な変更を除けば年間を通じてマイナス8時間。)
例: 日本が正午の場合、モロッコは午前4時。
ビザ/パスポート残存
日本国籍の方は観光目的で90日以内の滞在であればビザ不要。
パスポートの有効期限:滞在期間+3か月以上
旅券の未使用査証欄:無査証の場合 1ページ以上
※出国のための航空券が必要。入国時、滞在費用証明の提示を求められる場合がある。
※滞在期間をカバーした海外旅行保険への加入が望ましい。入国時、保険証券の提示を求められる場合がある。
通貨と支払い方法
通貨:モロッコ・ディルハム
カード利用: Visa、Mastercardは都市部で使用可能だが、現金の方が一般的。
現金: スーク(市場)や小規模な店では現金払いが基本。
ATM: 都市部には多いが、田舎では見つけにくい。
チップ
モロッコではチップ文化が根付いている。
目安:
レストラン: サービス料が含まれない場合は10%程度。
タクシー: 料金の端数を切り上げる程度。
ホテル: ポーターに荷物1つにつき5~10ディルハム、清掃スタッフに1泊あたり10~20ディルハム程度。
電圧・プラグ
電圧:220V(50Hz)
プラグ:Cタイプ、Eタイプ
日本の電化製品を使用する場合、変圧器やプラグアダプターが必要。